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出前授業「生物学的『性』の意義(性はなぜ大切か)」を実施しました

20181112日(月)、島根県立大社高校において、島根大学生物資源科学部初見眞知子准教授により「生物学的『性』の意義(性はなぜ大切か)」と題した授業が行われました。

この出前授業は、大社高校2年生20名と教員1名が参加しました。

授業では、まず生物学的雌雄の定義について話がありました。続いて、有性生殖と無性生殖について説明があり、有性生殖は減数分裂が起こる生殖であり、遺伝情報が体細胞の半分になった生殖細胞により行われること、無性生殖は減数分裂が起こらない生殖であり、遺伝情報がそのまま伝えられていくこと、また、雌雄同体の生物も減数分裂をして生殖細胞を作り有性生殖をすることが紹介されました。次に、性はどのように決められるかについて話があり、遺伝子(性染色体)で決まる生物と、環境で決まる生物がいることが紹介されました。さらに、生殖様式と適応進化について、生物の進化とはどういうことか、適応進化を生じる機構や適応方式からみた有性生殖と無性生殖の違いについて説明が行われ、なぜ複雑な体制を持った生物は有性生殖を行ない、栄養生殖を除く無性生殖を行う生物は比較的簡単な体制をしているのか、生物が複雑になったのは減数分裂の失敗によって遺伝情報を増やすことができたからであるといった可能性について話がありました。失敗は成功のもとであり失敗を恐れてはいけないことを生徒たちに伝えて、遺伝情報の増加がもたらしたものが、複雑な体制や形態・ライフスタイルにみられる多様性であることが説明され、授業終了となりました。

参加した生徒からは、「自分の知らない性について知識を深めることができた」「生物について興味がふえた」「いろんな進路の幅を増やせた」「もう少しゆっくり聞きたかった」という声が聞かれました。また、教員からは「内容が大変おもしろく、時間設定を50分としていたがもっと長くしていてもよかったなと感じた」「生徒達は、普段の学習とは違う内容や発展的内容に面白さを感じていたようだ」などの感想が寄せられました。

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JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」共催

島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。

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