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出前授業「マイナー生物研究のススメ」を実施しました

20181112日(月)、島根県立大社高校において、島根大学生物資源科学部山口陽子特任助教により「マイナー生物研究のススメ」と題した授業が行われました。

この出前授業は、大社高校2年生の18名、教員1名が参加しました。

授業では、まず自身の研究テーマ(脊椎動物における体液調節能力の起源と進化)と「なぜマイナー魚類を研究するのか」について説明を行ない、現在に至るまでの研究の軌跡について述べました。次にマイナー魚類研究のポテンシャルを示す例として、サメの下垂体ホルモン・プロラクチンに関する研究を紹介しました。

続いて、現在の研究対象であるヌタウナギについて紹介しました。海産・腐肉食性で、「ヌタ」と呼ばれる粘液を分泌するユニークな能力を持つことや、現生脊椎動物の中で最も早くに分岐したグループであり、学術的にきわめて重要な生物であること等を説明しました。本邦産のEptatretus burgeriはヌタウナギ類としては例外的に浅海に分布し、捕獲・飼育が容易で研究に適していること、さらに島根県は全国有数のヌタウナギ漁獲地であり、本種の研究に関して国際拠点化を狙えるポテンシャルがあることを話しました。

最後に、サメやヌタウナギをはじめとするマイナー生物の研究には困難がつきものですが、大きな可能性を秘めた学術的フロンティアとして積極的に開拓すべき分野であることを改めて強調し、近年の研究業界における技術革新がその追い風となっていることを述べました。生徒たちの進路と絡めて「人とは違う目標に挑戦することの価値」を伝え、授業終了としました。終了前に質疑応答の時間を設けたほか、合間にクイズを挟むことで双方向的な授業を実現しました。

参加した生徒からは、「サメの話がおもしろかった」「ヌタウナギを初めて知った」「生物について興味をもった」「もう少しゆっくり聞きたかった」という声が聞かれました。また、教員からは「内容が大変おもしろく、時間設定を50分としていたがもっと長くしていてもよかったなと感じた」「生徒達は、普段の学習とは違う内容や発展的内容に面白さを感じていたようだ」などの感想が寄せられました。

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 JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」共催

島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。

 

 

 

 

 

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