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出前授業「研究者から見る隠岐の魅力 ヌタウナギの話+α」を実施しました

20181029日(月)、島根県立隠岐高校において、島根大学生物資源科学部山口陽子特任助教により「研究者から見る隠岐の魅力 ヌタウナギの話+α」と題した授業が行われました。

この出前授業は、隠岐高校1年生の65名、教員3名が参加しました。

授業では、まず自身の研究テーマ(脊椎動物における体液調節能力の起源と進化)と、島大に来るまでの軌跡を説明した後、現在の研究対象であるヌタウナギについて紹介しました。ヌタウナギ類は学術的にきわめて重要な生物ですが、現生種の大半は深海性で捕獲が難しく、その中で日本産のEptatretus burgeriは例外的に浅海に分布するため、捕獲が容易であり、優れた研究モデル種であること、さらに島根県は全国有数のヌタウナギ漁獲地で、研究に関して国際拠点化を狙えるポテンシャルがあることの話しがありました。

 続いて、学術研究による地域振興の一例として、ハワイのマウナケア天文台群をとりあげました。同天文台群の成り立ちを紹介する中で、①地元では当たり前のものが地域振興のきっかけになる場合があること、②それを実現するためにはマーケティング戦略が重要であることの説明がありました。最後に、まとめとして、「隠岐に関する知識・興味ゼロの人間に隠岐を売り込む」ための具体的計画を立案するグループワークを実施しました。「どんな目的で、誰を狙って、何を売り込むのか」を各グループ1分程度で発表しました。

参加した生徒からは、「ヌタウナギに可能性を感じた」「隠岐についてだけでなく学術的価値について知れた」「地域の資源が地域の活性化につながる、役に立ちそうと思えた」「新しい視点でみることができた」「隠岐にはたくさんの資源があることを知れた」「自分の得意なものを見つけることができ、大学のイメージが変わったこと」という声が聞かれました。また、教員からも「世界をまたにかけて働く姿は生徒にとっても刺激的で、理系研究者の話は聞いていて自分も研究してみたいと思える熱意を感じた」「大変おもしろく、女子生徒の中にも気になっている様子の子がいた。隠岐の子供たち、女子がもっとそうした分野に興味をもち、また進める環境づくりをもっとしていくべきだと感じた」などの感想が寄せられました。

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 JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」共催

島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。

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