国立大学法人島根大学

島根大学 男女共同参画推進室

Home > 活動・取組の報告について > 育児するお父さんへのエール > 育児休業体験談(2)

育児休業体験談(2)

門脇正行(生物資源科学部)

育児休業を取る前は、休業中でも家でできるような仕事はできるのではないかと考えていましたが、それは甘い考えだということがすぐにわかりました。

子どもが起きている間は何もできませんし、昼寝中は子どもが起きているとできないような家事をするため、日中は不可能でした。それでは夜中に頑張ればと思ったのですが、慣れない子育てが体に及ぼす影響は想像以上に大きく、夜遅くまでは起きていられませんでした。

こんな状態でしたから、「休業中に…」と考えていたことは何一つできませんでした。

出産前には出産を控えた夫婦対象の子育て教室に行ったのですが、そこでは「子育ては母親だけでなく、父親と母親が協力してするものですよ」と教えられました。

そう言われながらも実際に産まれてからは妻が産休、育休を取っていたわけですから、私が協力すると言ってもお風呂など力がいるものだけに限られていました。

当時は「それだけ」のことと言っても、仕事は極力早く帰るように努力していたので、「しっかり」と協力しているつもりでした。

しかし、妻は不満のようでした。そしてその不満も当時は理解し難い面もあったのですが、育児休業を取って立場が入れ替わると、よく理解できました。

「早く帰宅する」ということを例にとると、仕事をしている方は何とか頑張って早く帰ろうと努力はしているのですが、どうしても遅くなったりするわけです。

一方、家で待っている側にとっては、この少しの遅れが非常に長く感じるわけです。

遅くなったほうは悪いと思いながらも「仕事で遅れたのだから仕方がない」と思うわけですが、待っている側にとっては「遅れた」ことには変わりなく、子どもの機嫌が悪かったりすれば尚更長く感じ、辛さが増すわけです。

この「立場が入れ替わる」ということが今回育児休業を取った中で最大の収穫ではなかったのかなと思います。

それぞれの立場を経験することで、どちらが大変だということではなく、立場による大変さの違いが理解できた期間だったのではないかと思います。

また、育児休業によって立場が入れ替わることで少なくとも私が協力できる幅は広がりました。

私の育児休業が終わり、共働きが再開する上で協力できる幅が広がっていることは大きかったと思います。

倉田先生は「育児休業ではなく、育児研修」と書かれていましたが、私もとても良い「研修」ができたと思っています。

子育てサポート企業「くるみん」 しまね子育て応援企業「こっころカンパニー」 しまね子育て応援企業「こっころカンパニープレミアム」